令和7年度 自然観察会「野比かがみ田緑地自然観察会 "秋"」
2025年10月12日(日)10:00~12:00 野比かがみ田緑地自然観察会
今年も野比かがみ田緑地で、秋の自然観察会を開催しました。
天気は曇りでしたが、3連休の中で唯一雨が降らず、まれに日差しも感じられる日でした
今回の講師は三浦半島昆虫研究会の辻功さん、小口岳史さんです。
観察会開始
まずは、入り口の水路で水生生物を探します。参加者も積極的で、講師と一緒に網で生き物を探しました。
テナガエビ、ヨシノボリ、トンボのヤゴなどが見つかり、みんなで観察しました。
ちょっと珍しいものではコオニヤンマのヤゴが見つかりました。
次に湿地に移動しました。湿地では泥に足を取られるので、講師が生き物を探し、参加者は講師が生き物を捕ってくれるのを待っていました。参加者は捕まった生き物を触りながら、観察しました。
曇り空なので、トンボはあまり飛んでいませんでした。それを見越して講師の辻さんが、過去野比かがみ田緑地で撮影したトンボの写真を持ってきてくれました。
その後は講師ごとに2つのグループに分かれて観察しました。
ジョロウグモがあちこちで見られます。たくさんいるということは、餌が豊富ということ、つまり、野比かがみ田緑地にたくさんの生き物がいるということだと講師の小口さんが説明してくれました。
サワガニも発見。三浦半島のサワガニは青色です。
移動の間、アキアカネ、リスアカネ、オオシオカラトンボ、オオアオイトトンボを見ることができました。素早く飛んでいってしまったので写真は捕れませんでした。
観察会で見られた昆虫類で撮影できたのは、こちらのメスアカフキバッタです。
安定して写真を撮れるのは植物です。今回見られた植物をお見せします。
| クサギ | シロバナサクラタデ |
| オモダカ | ガマズミ |
田んぼでは大きいマルタニシが見られました。
観察会終了後に、講師から見られた生き物の名前を教えてもらいました。そして、多くの生き物が見られたということは、その生き物に関係する他の生き物もたくさんいるということも教えてもらいました。参加者は生き物とのふれあいを楽しんだ後なので、講師の言葉をより深く理解でき、みんなでこの野比かがみ田緑地の生き物を「守りたい」という意識が育まれたと思います。
これからも自然観察会で生き物に触れ合っていただきたいと思っています
また皆様にお会いできることを楽しみにしています 

