令和5年度「さと☆ぼら講習会」第10回
第10回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を12月16日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
今回の内容は「門松づくり」です
先日の竹垣補修でも登場した竹林から切り出した「マダケ」のほかにも、
「マツの葉」や、マダケより太い「モウソウチク」が材料になります
まずは直径が10㎝以上もある「モウソウチク」を切り出していきますが、
まっすぐ切らないと鉢が斜めになってしまうので結構難しいです
続いてはマダケの切り出しですが、節の部分を3本分を同じように斜めにする必要があり、
これはこれで難しい…
竹の切り出しができたら、モウソウチクの鉢にマダケの立子を3本立てて、
間に枯れ竹を詰めて固定し、基本の形は完成です
本体ができたらあとは飾りつけで、鉢の周りにゴザを巻き付けて、
シュロ縄で縛っていきますが、縄だけに一筋縄ではいきません
前回の竹垣補修でも苦戦した「いぼ結び(男結び)」や、新技の「女結び」、
そして上級者にだけ許された「梅結び」など様々な結び方があり、
これを覚えて自分で結ぶのがさらに一苦労なのです
思い思いのやり方で結び、マツの葉やセンリョウの飾りを添えたら完成です
結局1つ作るだけでも2時間弱はかかってしまいました
それでも自分で作った門松は、どこにも売っていない世界に一つだけのもの…
今回の経験で自然素材への理解がより深まりましたね
講習生の皆さん、今年1年お疲れさまでした…よいお年を