令和5年度「さと☆ぼら講習会」第7回・第8回
第7回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を10月21日に、
第8回を11月4日にそれぞれ実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
今回は樹林地の間伐・除伐と、植樹、カントリーヘッジ補修について紹介します
まずは第7回の講習ですが、
7~8年前にこの講習で植えたコナラの植樹地で間伐作業を行いました
チェーンソーのほうが早いですが、講習では手作業で木を切り倒していきます
ノコギリで受け口、追い口をつくり、最後にくさびを少しずつ打ち込んでいって、
なるべくゆっくりと木を倒すことを意識して伐倒します
直径はそこまで太いものではありませんが、やはり木が倒れるときはハラハラしました
切った木はいったんその場で葉をつけたまま乾燥させたのち、
次回以降の講習で材として活用していきます
間伐の後は、樹林地内の広場を整備するため、笹やアオキなどの除伐をしました
昨年の講習でも作業した場所で、毎年少しずつ見通しが良くなってきました
続いて第8回の講習では、植樹と、第7回で切ったコナラを材料に、
カントリーヘッジの補修をしました
樹林地内で落ちていたドングリから苗を育てて、程よく成長したクヌギを植樹し、
看板を立てる作業をしました
自分たちで木を植えることで、少しずつ成長を見守る楽しさがあります
また愛着が沸いて、里山の整備作業も普段よりはかどりますね
続いては、カントリーヘッジを作るため、前回伐採したコナラを加工しつつ、
整備する場所まで運搬しました
カントリーヘッジとは、木の枝や幹などでつくる自然の柵のことです
ここ長坂緑地の里山では、樹林地で伐採した枝や幹を活用して、
植物や昆虫、小動物たちのエサや住処・隠れ家になるカントリーヘッジを作り、
樹林地の手入れから生物多様性の保全につなげる活動をしています
まずは柵を支える杭をつくり、地面に打ち込んだら間に枝葉を載せていきます
まず最初は下のほうは細い枝を置き、徐々に太い枝へと上に載せていきます
最後に飛び出した枝などを整えて、カントリーヘッジ完成です
第8回の講習では、植樹とカントリーヘッジと、形に残る作業になりました
講習生の皆さん、重労働な樹林地整備の作業お疲れ様でした