令和5年度「さと☆ぼら講習会」第6回
第6回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を10月14日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
今回の作業は「脱穀」と「わら細工体験」です
脱穀は燃料を動力にした機械ではなく、すべて人力で行います
上の写真が「足踏み脱穀機」という機械なのですが、ペダルを踏み続けることで、
イボイボがたくさんついたドラムが回転し、そのイボに稲束を押し当てて、
その勢いで稲から籾を吹き飛ばして脱穀します
初めての作業で、かつ足と手を同時に使うので、結構慣れるまでが大変ですが、
慣れてくるとなんだか気持ちよくて楽しくなってきます
脱穀された籾は手前側に落ちて、手元には稲わらだけが残る仕組みです
つづいては唐箕(とうみ)での作業になります
唐箕は風力を使ってもみ殻、玄米、わらくずなどを分離する機械です
例によってこちらも手でハンドルを回す人力の機械です
足踏み脱穀機から出てきた粗々な籾などを上から投入すると、
風で軽い藁くずやもみ殻は横から飛び出してきて、
重いお米だけがしたから出てくるという仕組みになります
脱穀の後は、残った稲わらをつかってわら細工体験をしました
足で端を固定し、手で編みこんでいくことでしめ縄やお正月飾りをつくりました
脱穀もわら細工も普段はなかなかできない体験でしたね
機械の運搬から手も足も使う脱穀と大変でしたが、講習生の皆さんお疲れ様でした