令和5年度「さと☆ぼら講習会」第5回
第5回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を9月23日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
今回は待ちに待った稲刈りです
また、今回は特別ゲストに地元民謡歌手の和田みち子さんが参加してくれました
まず講習の前に稲刈りや収穫にまつわる仕事唄を歌ってくださいました
歌ってもらったのは岩手・青森南部民謡の「南部俵つみ唄」と、
宮城県民謡の「稲上げ唄」です
米俵を積み上げるお祝いの唄と、稲刈り時期の田んぼのイナゴの気持ちを唄った唄で、
今回の稲刈りや収穫のお祝いとしてピッタリの内容ですね
さとたんのメンバーと一緒に自然の中での歌声に聴き入ってしまいました
さて、田んぼへ移動して、さっそくみんなで稲刈り作業を始めてみると、
田んぼからは次々といろんな虫たちが飛び出してきました
先ほどの「稲上げ唄」では、田んぼの中を寝床にしていたイナゴが唄われていて、
唄の歌詞通りの場面に出会えて、とっても貴重な体験でした
農薬を使わないここの田んぼは、田んぼの中にたくさんの生き物が住んでいて、
かつて唄がつくられた時代と同じような風景なのかもしれませんね
その後、みんなで作った「稲架」に刈り取った稲を掛ける「稲架掛け」をしながら、
和田さんの唄に合わせてみんなで「ザラントショ~」と唄いながら作業しました
「ザラントショ」とは、稲穂がたくさん実って風に揺れるときの音だそうです
稲上げ唄のおかげで稲刈りもはかどり、あっという間に稲架掛け完了です
最後まで雨の中の作業で大変でしたが、講習生の皆さんお疲れ様でした