令和4年度「さと☆ぼら講習会」第7回
第7回里山ボランティア(略して「さと☆ぼら」)講習会を10月22日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます

今回の講習は、昔ながらの機械を使っての脱穀を体験します
ちなみに上記の写真は唐箕(とうみ)という木製の機械です。
脱穀の概要を先生から教えてもらい、稲が干してある田んぼまで人力で、
重い機械を運搬しました
田んぼについたら機械をセッティングです
こちらが足踏み脱穀機です
ペダルを押すとイボイボな針金がたくさんついたドラムが高速回転します
というわけで足踏み脱穀機から作業開始です
干してあった稲の束をもって、回転するドラムに押し当てると、
稲穂から籾が外れ、奥に吹き飛んでいきます
そしてこちらが先ほど紹介した唐箕です
右側のレバーを回すと風が左側から出てくる仕組みになっていて、
上から入れた籾とそれ以外のわらくずを風の力で分別する機械になります
脱穀機も唐箕も手作業では大変ですが、機械にするだけでずいぶん楽ですね
しかし現代ではもっと便利な機械が存在しています
それがこちら

自走式の動力脱穀機「ハーベスター」です

稲を束ごと機械へ投入するだけで、籾を外し藁くずとも選別もしてくれて、
籾は袋詰めまでしてくれるという、超便利なマシーンです
一度これを経験してしまうと、もう足踏み脱穀機や唐箕には戻れません…

というわけで脱穀が終わった後に、余ったワラでわら細工体験をしました
まずは基本の縄ないです
足でワラを挟み、両手を使ってよじりつつ編むことで縄ができます
基本を身に付けた後、応用編としては、正月飾りづくりもしました
右側の輪は一般的なタイプですが、左側のY型のものは「さんまた」というタイプです
このさんまたは、横須賀でみられる伝統のものですが、最近は知っている人も少ないとか…
ということで今日は新旧の脱穀機体験と、わら細工と盛りだくさんの内容でした
これで田んぼの講習は終了です
講習生の皆さん田んぼづくりから脱穀までお疲れ様でした
