令和4年度「さと☆ぼら講習会」第6回


第6回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を10月8日に実施しましたsign01

さと☆ぼら講習会では、

沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため

田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきますhappy01

photo_20221011-085849.jpg

第6回目は田んぼ講習で、稲刈りと稲架づくり・稲架掛けをしましたhairsalon

まずは先生方から稲刈りの概要を教えてもらい、

続いて田んぼの生物について説明がありましたeyeglass

稲刈りというと、地面近くを鎌で刈り取るイメージですが、

実は外国では穂だけを収穫する場合のほうが多いらしいですpencil

日本はワラも様々な用途に使うので、地際で刈り取りますhairsalon

PXL_20221008_002342030.jpg

稲を刈った後は稲架(はざ)という稲をかける台を作り、稲をかけていきますsign01

 

また実は先日、「イネカメムシ」という虫をここの田んぼで見つけましたeye

01.jpg

このカメムシは神奈川県東部で見つかるのはは非常に稀で、

神奈川県レッドデータブックによると「70年前の藤沢の記録があるのみ

という大変珍しい発見がありましたsign01

ただし稲作としては稲の害虫にあたるので、あまりありがたくない虫ですcoldsweats01

 

稲刈り

02.jpg

田んぼに移動したら、稲刈りの仕方を教えてもらいましたbook

先日の草刈りと違い、稲刈りでは刃がギザギザした鋸(のこぎり)鎌を使いますpencil

03.jpeg

1株の稲をつかんで、地面近くで鎌を引くようにして刈るそうですbud

田植えの時は3本くらいだった稲が、収穫時は30~50本くらいに増えていましたsign03

3粒のお米が1000粒くらいになるなんて驚きですねcoldsweats02

photo_20221011-091812.jpg

刈り取った稲は3~5株くらいまとめて畔に置いていくのですが、

クロスして十字に重ねていくことで1束を区切っておきますwink

区切った束はあとで麻ひもできつく結びますclover

04.jpg

作業の途中ではいろいろな生き物を見つけましたsign01

写真のヤマアカガエルのほかにも、バッタ、カマキリやその卵、ザリガニなどがいましたeye

稲架づくり・稲架掛け

刈って結んだ稲は一旦置いておいて、今度は稲架を作っていきますsign03

PXL_20221008_021007129.jpg

3本の竹を荒縄で結び、かけやという木槌で竹を地面に叩き込みますwrench

それを2つ作ってそこに稲をかける長い竹を掛ければ、稲架の完成ですshine

05.jpg

麻ひもで縛った稲を2つに分け、Xの形にクロスさせて稲架にかけるのが稲架掛けですbook

ぎっしり掛けると結構な重さになるので、稲架がしなって垂れ下がってしまうので、

場合によっては真ん中に支柱を追加しますcoldsweats01

06.jpg

全部かけ終わったら稲架の前でみんなで記念撮影しましたcamera

代かき、クロ塗りから田植え、草取りを経験して、稲刈りをすると喜びもひとしおですhappy02

中腰の姿勢で長時間の作業でしたが、講習生の皆さんお疲れさまでしたriceball