令和4年度「さと☆ぼら講習会」第4回
第4回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を6月25日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
第4回目は田んぼ講習で、畔の草刈りをしました
前回の樹林地講習では大鎌での草刈でしたが、今回は片手で扱う小さい鎌です
今回も講師の方々から、実際の作業前に田んぼや畔の草取り・草刈り作業の概要や、
鎌の種類や使い方について教えていただきました
畔の草刈り
田んぼに移動して、さっそく作業開始です
この講習で植えた田んぼの苗も結構大きくなってきました
自分たちで植えた稲は他よりもかわいく感じますね
今回は田んぼの中には入らず、田んぼの周りの雑草を刈っていきます
この日、田んぼと畔の境目にこれでもかという位びっしりと生えていたのはセリです
春の七草なので何と優しいイメージなのですが、雑草としてはかなりしつこいです
また田んぼの中にはチラホラとコナギが生えていました
田んぼの雑草として有名らしいのですが、実はこれも食べられるそうです
空心菜のような味がするらしく、炒めて食べるとおいしいそうですよ
ちなみに田んぼの中には稲とそっくりなイヌビエという雑草もありました
どっちが稲でどっちがイヌビエか分かりますか
正解は、右がイヌビエ、左が稲です
稲のほうが葉がピンと立っていて、イヌビエは少し広がっています
また稲のほうが黄緑っぽく、イヌビエは少し緑っぽいです
ほかにも根っこに近い部分が赤いのが見分けるポイントですが、
抜いてみないとわからないですよね
ちなみにプロになると葉の光り具合などですぐにわかるそうです
鎌研ぎ
かなりの炎天下だったので、草刈は早めに終了して河原へ移動
鎌砥石を使って草刈に使った鎌をみんなで研いでみることに
鎌用の砥石はハンディな大きさで、荒目と仕上げ用中目が両面になっています
講師の方々にやり方を教えてもらいながら、みんなで研ぎ体験をしました
包丁を研ぐのと違って、鎌は取っ手もあり曲がっているので結構難しいです
包丁は砥石を置いて刃を動かすことで研いでいくのですが、鎌の場合は
足や地面で刃が動かないように固定し、砥石のほうを動かして研いでいきます
木陰で涼みながら、黙々と研ぎ作業に集中しているとあっという間に講習終了です
講習生のみなさん、とっても暑い中作業お疲れ様でした