令和3年度 自然観察会「野比かがみ田緑地自然観察会 "春"」
2022年3月12日(土)10:00~12:00 野比かがみ田緑地自然観察会
野比かがみ田緑地で、早春の自然観察会を開催しました。
今回も大勢の方々から応募があり、また泣く泣く抽選作業をしました。
参加できなかった方は次の機会にお願いします
今回は三浦半島生物多様性保全の天白牧夫さんと鈴木茂也さんを講師としてお招きしました。
お二人はいきものを見つける”目”を持っていて、私たちが気付かないいきものも探し出してくれます。
どんないきものに出会えるのか、ワクワクしながら出発しました。
出発! | 早速ハリガネムシ |
入口付近でみんなで生き物を探します。
いきなり毛虫の大群!?いいえ、くっつきムシ(オナモミ)でした。
かがみ田の中に入っていきます。通路が狭いので、参加者は二つのグループに分かれ、別々のルートで観察しました。
水路にはヤンマやハゼがいました。講師がバットにいれてくれたので、みんなでじっくり観察できました。
田んぼにはマルタニシが。
泥団子とマルタニシ。どっちがマルタニシ? |
参加者がみつけたノミノフスマ(花)とカゲロウです。
ノミノフスマ | カゲロウ |
講師がハシリグモ発見。
2つのグループが出会ったところで、紙芝居を使ってナラ枯れの説明です。カシノナガキクイムシが木の中に入り込んでナラ菌を植え付けることにより、枯れてしまうそうです。若い木ではなく、古い木が枯れてしまうとのことです。昔は木を切って燃料に使っていたため、木は適度に更新されてナラ枯れは見られませんでしたが、現代は木を切らなくなって古い木が残っているため、ナラ枯れが発生するようになったのだそうです。私たちのライフスタイルの変化が自然に影響を及ぼしているのですね。
かがみ田の奥で足跡発見。何の足跡かな?
仕込んでおいたタヌキのはく製で説明 | 足跡 分かるかな? |
最後にかがみ田入口でヨシノボリとカエルを観察しました
野比かがみ田には、環境保全活動により里山の生き物が戻ってきています。将来もこの生き物たちが見られるよう、みんなで守っていきたいですね。
また次回をお楽しみに