令和3年度 第4回里山ボランティア育成講習会
2021年6月19日(土) 9:00~12:00 第4回 草取り
第4回目の里山ボランティア育成講習会は田んぼの草取りを行いました
この日は雨が降っていましたが、田んぼ作業は雨でも行います
草取りというのは田んぼの中の雑草を取り除く作業です
雑草を放置すると稲が雑草に負けて枯れてしまったり、育っても雑草と栄養を取り合って稲の生育が悪くなってしまいます。
さらに雑草が茂っていると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなってしまいます
そのため雑草が良く育つ夏は何度か草取りを行います
草取りを行う田んぼは代かきや田植えを行った田んぼと同じでサワガニ河原の奥にある田んぼです。
草取りは稲の周りにある雑草を手で取り除きます
まずは講師に手本を見せてもらってから実際に体験です。
水田に育つ雑草は水に強いのが特徴で田んぼの中によく出る雑草なので水田雑草と呼ばれています
水田雑草の代表的なものはヒエです
ヒエは小さいときは稲とほとんど区別がつきません
少し大きくなると根本が赤く、葉の根元の部分が平たくなり区別がつきやすくなります。
ヒエは見た目は稲と似ていますが、あっという間に大きく育ち稲の栄養や日の光を奪ってしまいますので、しっかりと取り除きます
ヒエのほかに多い雑草はセリです。
セリは山菜として有名ですが田んぼに発生すると密集して生え、一気に広がるため取り除くのが大変です
田んぼの草取りは、水を適切に管理することで負担を軽くすることができます
田んぼに一定の量の水を張り続けられれば、雑草の生える量が大幅に減り、雑草が生えても根をしっかりと張れないため簡単に引き抜くことができます。
沢山池の里山の田んぼは水源が遠く水が溜めにくい場所にあり、最近は雨が少なかったこともあり、雑草は多めなようです
田んぼでは生きものもたくさん見ることができました
田んぼの周りにはタンボコオロギというコオロギがいました。
田んぼと名前についているとおり湿地を好みます
田んぼの中では水が比較的少なめな部分にオケラがいました。
水が溜まっている場所にはマルタニシがいました。
マルタニシは三浦半島でもたまに見かける在来種のタニシだそうです
このタニシは卵を産むのではなく子どもを産むのが特徴です。
昔は全国にいて味噌汁などの具として食べられていたそうですが、今では全国的に減ってきている貴重な種類だそうです
この日は雨で作業を行いにくかったですが、休憩や生きもの観察をはさみながら草取りを行い、予定していた田んぼの草取りはすべて終わらせることができました
皆さんお疲れ様でした
次回の講習会では樹林地でカントリーヘッジの整備と竹で水鉄砲づくりを行います