令和2年度 環境再生作業「カントリーヘッジの延長作業・門松づくり」
2020年12月12日(土)9:00~ 環境再生作業「カントリーヘッジの延長作業・門松づくり」
今回は沢山池の里山で、環境整備作業の「カントリーヘッジの延長作業・門松づくり」を行いました
午前中はカントリーヘッジの延長作業を行いました
カントリーヘッジはサワガニ河原の奥にある通路沿いに作ってあります。
延長作業に使う材料は、今までの修繕作業と同じで里山内の整備作業で出る端材を利用しています
まずは端材を集めます
端材は整備した樹林地や樹木の横に積んであるので、手分けしてカントリーヘッジのある場所に集めます。
集めた材は、杭になる太目な枝と杭には使いにくい枝とに分けます。
杭になる枝は、先をナタで削り尖らせて打ち込みやすくして、一定の間隔で打ち込みます。
杭に使わなかった材は杭と杭の間に積んでいきます。
積み方は下の方に細かったり短い枝を敷き詰め、その上に大きい枝を載せていきます。
細かい枝を下にすることで上に乗せた枝が重しになり崩れにくくなります
枝と枝の隙間は、生きものの住処になりますが、隙間が大きすぎると崩れる原因になります
そのため大きい隙間には、枝を差し込んだり上に乗っている材をずらしたりして隙間が小さくなるように調整します。
調整することで崩れにくくなるだけでなく、見た目もきれいに整います
カントリーヘッジが完成しました
以上で午前中の作業は終了です。
午後は里山の端材で門松をつくりました
門松は講師の先生が作る見本を見てからそれぞれで作ります。
門松には2種類の竹を使います。
1種類目はモウソウチクという太い竹で器に使います。
2種類目はマダケという細い竹で中に挿す用の竹です。
モウソウチクの切り方は、直径より1センチ短い高さになるように切り出します。
この時、上の切り口と下の切り口を水平に切り出さないと平らな場所に置いたとき傾いた器になってしまいます
マダケは穂先側を斜めに、根本側を平らになるように3本切り出します。
斜めの切り口は3本とも同じ角度で切り出せると、3本並べたときにバランスよく並べることができます
切り出した竹を並べて固定した後は、松を挿し、ゴザを巻き付けてシュロ縄を結びます
結び方は上に女結び、下に男結びです。
おんな結びは花結びとも呼ばれ、リボン結びのように大きな輪が2つできる結び方です。
おとこ結びは垣根結びやイボ結びとも呼ばれ、沢山池の里山にある四ツ目垣と同じ結び方です。
飾りを付けたら門松の完成です
立派な門松が完成しました
以上で環境整備作業の「カントリーヘッジの延長作業・門松づくり」は終了です。