令和2年度 環境再生作業「垣根修繕作業・竹垣づくり」
2020年11月7日(土)9:00~ 環境再生作業「垣根修繕作業・植栽木の管理作業・竹垣づくり」
今回は沢山池の里山で、環境整備作業の「垣根修繕作業・竹垣づくり」を行いました
午前中は、垣根の修繕作業と植栽木周辺の除草作業です
垣根はサワガニ河原と沢山池の間にあります。
雑草が絡んでしまって策が埋もれている場所もあり、雑草を取り除いてから修繕作業を行います
垣根の修繕には樹林地整備で出た端材を利用します
太い枝は杭に使い、細い枝は人が立ち入れないように自然素材のシュロ縄を使って括り付けます
この垣根の材料は自然素材を使っているので、時間が経つと材が朽ちて里山の自然に還ります
朽ちたらその部分を交換するなどの補修が定期的に必要ですが、見た目も無機質な鉄製のフェンスとは違い「味がある」と来場者の方から好評です
材を括り付ける作業を繰り返し、今年の大雨で壊れてしまった垣根は修繕できました。
雑草も壊れたところもなくなり、きれいに直すことができました
修繕作業の後は、植栽木の管理作業です
植栽木の周辺は雑草が伸びてしまっているので、今回は雑草を刈ります。
雑草にはトゲのある植物やツル性の植物があり、雑草を刈るときはケガに注意して進めていきます
雑草を刈った後は、背の高かった雑草がなくなったため明るくなりました
午後は竹垣づくりを行いました
今回作る竹垣は四ツ目垣です。
四ツ目垣は名前のとおり4ツ目状に竹を配置している竹垣です
材料は柱用の木製杭、と縦向きの短い竹と横向きの長い竹、柱に固定する用のネジとシュロ縄という黒い縄です。
竹垣では縦向きの短い竹を立子(たてこ)と呼び、横の長い竹は胴縁(どうぶち)と呼びます
まずは柱に胴縁を固定します。
胴縁は全体を見て一定の間隔になるようにします。
あとから修正できないのでこの時にしっかり整えます
高さをそろえて切った立子を胴縁の前後に固定します。
立子の位置は、実際に並べてみてバランスがよく見えるように調整しながら固定します。
立子の固定にはシュロ縄を使い、結びはイボ結びで揃えます
イボ結びは男結びや垣根結びとも呼ばれることがあるそうです。
この結びはきつく結べれば、時間がたっても緩むこともなくしっかりと固定できる結びですが、結び方が少し複雑できつく縛るにはコツがいります
結びを講師に教わりながら全部結び終わったら四ツ目垣の完成です
きれいにできました
以上で環境整備作業の「垣根修繕作業・竹垣づくり」は終了です