令和元年度 環境保全作業「トキワツユクサの除去作業」


2020年2月2日(日)9:00~ 環境保全作業「トキワツユクサの除去作業」

 

 今回は野比かがみ田谷戸で、トキワツユクサの除去作業を行いましたsign03
 
 作業に参加したのは、NPO法人三浦半島生物多様性保全の天白さんと、横須賀里山田んぼ倶楽部のみなさんですnote
 
 
 「トキワツユクサ」とは、白い花をたくさんつける外来の植物ですsign01
 水辺を好み、日陰でも育ちます。
2.JPG
 日本にも「ツユクサ」というトキワツユクサに似た在来の植物があり、日本中で見ることができますnote
 ツユクサも似た葉をつけますが、青い花が咲き、冬には枯れてなくなってしまうのが特徴です。似ていますが、1月頃に行う除去作業で、間違って抜いてしまうことはありません。
 
 
 トキワツユクサの特徴は、花をたくさんつけますが種はほとんどできず、クローンで増えていきます。
 ちぎれた部分からすぐにクローンを出すことができるので、どんどん広がりますsweat01
 
 トキワツユクサは、密集して育ちます。そのため、ほかの植物が入ることができず、植物の種類が年々減っていき、植物の多様性が減少してしまう原因となります。
 多様性を重視する里山的環境では、問題になる植物の一つです。
 
 トキワツユクサの一部でも残るとそこから増えてしまうので、表面を刈るのではなく、できる限り根を残さないように除去していきますbearing
 この作業を毎年繰り返していくことで、少しずつですがトキワツユクサを減らすことができます。
 野比かがみ田谷戸では、除去作業を毎年行っています。その結果、トキワツユクサしか育っていなかった入り口付近は、いろいろな植物が復活し始めていますshine
 
 除去作業自体は簡単な作業です。ですが、とっても量が多いので少し手間がかかりますsweat02
 

 参加者は、トキワツユクサが育っているところをそれぞれで見つけて除去作業を行いますnote

4.JPG 5.JPG
9.JPG 8.JPG
7.JPG 14.JPG
12.JPG 15.JPG
 
 
 作業前が左側の写真で右側が除去後の写真ですshine
 トキワツユクサがなくなるだけで、ほかの植物が生育できる隙間ができましたnote
6.JPG 10.JPG

 

 
 除去したものの処分方法は、焼却処分です。
 トキワツユクサは一部分でもあれば、土に接した部分から繁殖してしまうので、除去したトキワツユクサを落とさないように気を付けて最後まで処理します。
 
 除去したトキワツユクサを入れたごみ袋を一か所に集めて除去作業は終了ですnote
19.JPG
16.JPG
 今回除去したトキワツユクサは、ごみ袋39袋分で約200㎏も除去することができましたsign03
 野比かがみ田谷戸のトキワツユクサをなくすためには数年かかります。来年も除去作業を頑張りましょうshine
 
 
 
 以上で今回の作業は終了ですsign01