令和元年度 里山ボランティア育成講習会(第12回)
2019年12月18日(土)11:00~「令和元年度 里山ボランティア育成講習会 第12回」
今回の講習会は、階段修復に使う材を収集しました
この日は、雨も風も強く雪も降ったため、作業するには大変な天気となってしまいました
開始予定だった9時の天気は、作業を行うのが難しいくらいの雨と風でした
そのため、天気が落ち着くまで車内で待機し、天気が少し落ち着いてから講習会を開始しました
今回の講習会の内容は、コース整備を行う予定でしたが、講習場所が雨でぬかるみ整備ができない状態だったため、階段修復用の材を収集することになりました。
この切り出した材は、沢山池の里山内の階段の修復作業で使います。
階段修復用に集めた材は、沢山池の里山内にある樹林地の整備で発生した端材から切り出します。
階段の修復方法を図で説明すると
①クワを使って段差を整える。
②太めの材を横向きに配置し、太めの材を支えるための細めの材を縦向きに木づちで打ち込む。
2種類の材にはそれぞれ役割があります。太めの材には「段を崩れにくくするために土留めの役割」があり、細めの材には「太めの材を支えるための支柱の役割」です
行程は少ないですが、人が上を行き来しても崩れないよう丈夫にするには、しっかりと打ち込まないといけないので、時間のかかる作業です。
沢山池の里山は、この方法でほとんどの階段を作っています。
この手作りの階段を作ることで、里山内で資源を循環させるだけでなく、里山的環境らしい景観が作られます
木材は丈夫ですが、時間が経つにつれて朽ちてしまうので、数年置きに修復が必要です
材の切り出しは、間伐で切り出された樹木から、使いやすい大きさになるように材を切り出していきます
切り出す材は、なるべく真っすぐで曲がっていない部分を選ぶようにします。
土留め用の材は80cmくらいで、支柱用の材は1mくらいの長さになるようにします。
支柱は雨が降って周りがぬかるんでも、ぐらついたりしないように、50cm以上は打ち込めるように長めに切り出すのが重要です
最後に切り出した材を一か所に集めます。
たくさんの材が集まりました
午後も天候が回復しなかったので、今回の講習会は以上で終了です
今回の作業は、重たい材を扱う作業となり、雨の中で寒くて大変でしたが、手分けして黙々と作業していただき、たくさんの材を切り出すことができました
お疲れさまでした