令和元年度 自然体験会「里山の素材でリースづくり」
2019年11月24日(日)9:00~ 「里山の素材でリースづくり」
今回の自然体験会は、里山の素材を使ったリースづくりを行いました
講師はフラワーセラピストの元木花香先生です
沢山池の里山で行う自然体験会の目的は単にリースを作ることではなく、「沢山池の里山の維持管理作業で出た端材を使ってリースを作る」ことが目的です。
なので、沢山池の里山でのリースづくりは、樹木の成長を阻害するツル性植物を除去して、除去した端材でリースを作ります。
ツル性植物は広がるのが早いです。特にクズは繁殖力が強く、沢山池の里山でも多くの樹木に絡みついてしまっています
ツルを伸ばし放題にしておくと、ツル性植物の葉が周りの植物への日光を遮り、太くなったツルが樹木を締め上げてしまいます。そのためツルを取り除くのも樹林地管理の1つとして大切な作業です。
リースづくりは土台に使うツルを集めるところからスタートです。その中で飾りに使えそうな実や葉があったら一緒に集めておきます
剪定バサミや高枝ノコギリを使用し、クズのツルを中心にたくさん集めることができました。
リースの作り方はまずは土台を作ります。集めたツルを輪になるように巻き付けます
太いツルほど硬くて曲げるのが難しいので、周りの人と協力してツルを巻き付けるとスムーズです
皆さんの様子を見てみると、細いツルで小さなリースを作ったり、太いツルで大きなリースを作ったりとそれぞれ個性的です
次は飾りつけです
材料はツルと一緒に集めた葉や実です。それと講師に用意していただいた数種類のマツボックリやリボンもあります。
飾りはツルの隙間に刺したり、ワイヤーで固定します。
皆さん夢中で楽しんでいただけました
以上でリースは完成です
私もリースづくりを体験しました
リースの土台を作るのは、ツルを巻くのが意外と難しいです。ツルの1本1本が曲がっていたり、途中にコブがあったりと形が違うからです
ですが、巻いていくうちにコツをつかんで、ツルの形に合わせて巻き付けられるようになります。
進めていくうちに、どの飾りはどの向きで止めればしっかり固定できるかなど分かってきます
1つリースを完成させて、コツをつかめばリースづくりは、スムーズに進められるようになります。
最初は1つ1つの作業に苦戦していた参加者の皆さんも、いくつかリースを作っているうちに手早く作業を行えるようになっていました
完成したリースをもって記念撮影を行い、「里山の素材でリースづくり」は終了です。
リボンを飾った華やかなものや木の実や葉を飾ったシンプルなものなど、たくさんのリースを作ることができました。
皆さんのリース、とても素敵です
参加者の方からは「普段できない体験ができてよかった」との声をいただきました。
皆さん、楽しんでいただけたようです