平成30年度 里山ボランティア育成講習会(第12回)


2019年1月19日(土) 9:00~ 第12回 階段づくり・きのこの植菌・まとめ

 

新年あけましておめでとうございますhappy02

・・・もう3週間も過ぎてるですって?

いいんです。本記事は2019年初めての記事なので「あけましておめでとうございます」を使わせていただきますsmile

今年もよろしくお願いいたします。

 

新年のあいさつを終えたところで、本日の内容に移りますsign01

本日は、「階段づくり・きのこの植菌・まとめ」です。

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参加者全員で「あけましておめでとうございます!」。

「階段づくり」といっても、みなさんが想像するコンクリート製の一般的な階段ではありません。里山の環境に合わせた木の幹を活用した階段です。

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階段づくりに使用する木の幹を現場に運ぶため、いい太さの木の幹をリヤカーに積んでいきます。

ここで筆者は疑問に思いました。「リアカー」と「リヤカー」どっちが正しいのか・・と。

この答えはどちらも間違っていません。リヤカー自体が和製英語であり、後ろという意味の「rear」と車の「car」が合わさっています。

「rear」を「リア」と読むのか「リヤ」と読むのかの違いです。辞書で調べてみましたが、どちらも当てはまりました。

道路交通法では「リヤカー」と明記されていましたので、本記事では「リヤカー」とします。

脱線しましたので戻しましょう。脱線したのは「リヤカー」ではなく「話」ですよsmile・・って脱線が関係するのは「car」ではなく「train」なので関係ないですねcoldsweats01

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積んだ木の幹を本日の作業現場に移動させます。

今日はやけに沢山池の里山を利用する方が多いです。実は、フクロウが出たらしいですよ!それも昼間にsign02その噂がバードウォッチャーの間で広まり、神奈川県外から訪れる方がいるほどの大盛況でした。(写真撮影の許可をいただきました。盗撮ではありませんcoldsweats01

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現場に到着しました。ここは入口付近の駐車スペースです。ここの階段を作り直します。

2枚目は講師の方が「このくらいの間隔で階段をつくっていきます」と説明しています。カメラマンの影が入ってしまったのは見なかったことにしてくださいcrying太陽の向きと階段の位置、撮影の方向が見事にかみ合ってしまいましたweepカメラマンの影が映っていない写真はすごい態勢で写真を撮っているんだな、と思っていただけたのなら幸いです。

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木の幹を置く位置の見当をつけたら、鍬やスコップで土を掘り起こします。

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こちらでは木の杭を作製しています。お気づきの方もいるかもしれませんが、階段一段作るのに寝かせる木の幹(枕木)と杭として使用する木の幹の二種類計3本の木の幹が必要です。土を掘り起こした箇所に木の幹を寝かせただけではひょんなことから木の幹が転がり落ちてしまうかもしれませんからねcoldsweats02転がり落ちてしまわないように杭を支えにします。

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枕木を設置したら杭を掛矢(=木槌)で打っていきます。杭を持っている講習生の「打たれたらどうしよう~」という不安が伝わってくる体勢ですねcoldsweats01

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打ち終えたらまた土を掘って整地します。枕木は段鼻(だんはな)として使用しますが、この整地している箇所は踏み面(ふみづら)部分です。元々は斜面ですので、踏み面部分の土を掘って平坦にしないと階段として利用できませんからねcoldsweats01

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最後に締固め作業を行います。現代では締固め用機械という文明の利器がありますが、ここでは使わなかった木の幹を使用してトントンと叩いていきます。

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記念撮影をして終了です。使いやすい階段が出来上がりました。入口付近の階段ですので、これから多くの方が利用すると思います。やはり形として残るものは、達成感を感じやすいですね。とてもいい表情ですhappy02

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お昼休憩の前に、横須賀里山田んぼ倶楽部の方々から会の説明がありました。この里山ボランティア育成講習会を終えた方が加入できる団体です。もちろん強制加入ではありませんよsmile4名の方が会の活動について熱く語りました。この講習会は、技術を習得してもらい、里山ボランティアとして活動してもらうのが目的です。そのため、1人でも多くの方に加入してもらいたいものですwink

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午後の作業はきのこの植菌ですdeliciousきのこの種菌と、見るからに形の整っている原木は某ホームセンターで購入しましたが、4本の原木は沢山池の里山内で取れた原木です。その場で取れた資源をその場で活用する。まさに「里山」ですhappy02

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まずはインパクトドライバーで穴を開けます。この「穴を開ける」という作業ですが、穴を開ける適切な間隔があります。原木の端から一つ目の穴までの間隔、穴と穴の間隔もそれぞれ違います。気になる方は調べてみましょう。

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穴を開けた箇所にきのこの種菌を入れていきます。

昨年に行ったきのこが生えていてゲットした講習生もいました。

作業の完成品やきのこゲットシーンの写真は場所の特定につながるためあえて載せません。知りたい方は講習に参加してくださいねsmile

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きのこを植菌した原木を隠し、作業が完了したので、まとめに入ります。

・・・ってまたリヤカー!写りたがりさんですね。(筆者の中では)リヤカーで始まりリヤカーで終わった本日の講習会、みなさんは「リヤカー」と「リアカー」どちらで呼んでいますか?

リヤカーは置いておいてまとめです。

まとめでは、講習生の方々や講師の久保寺さん、偶然?通りがかった田んぼ講師の天白さんに一言ずつ感想をいただき、全12回の里山ボランティア育成講習会は終了です。

平成30年度里山ボランティア育成講習会は本日をもって終了ですが、講習生は横須賀里山田んぼ倶楽部で活躍するこれからがスタートラインです。そして、この里山ボランティア育成講習会は来年度もまた行います。来年度の里山ボランティア育成講習会でこの記事を読んでいる方との出会いを楽しみにしています。

それでは来年度にお会いしましょうgood