平成30年度 里山ボランティア育成講習会(第2回)
2018年6月2日(土)9:00~ 第2回 田植え
本日は第2回目の講習会です
実習内容は田植えです
今回は田んぼの半分は、小学校の田んぼ学校プログラムによる田植えが終わっているため、残りの半分に田植えを行っていきます。
まずは、田植えの解説を講師の先生から聞き、実際に作業開始です
田植えの方法は地域によって違いがあるそうです
今回は、糸を張ってその糸を基準に、下がりながら植えていく方法で田植えを行います。
稲を植えるときは、基準の糸に沿って3本ずつ苗を、手のひらくらいの間隔で、稲の根っこを鉛筆のように持ち、指の第2関節くらいの深さまで植えていきます。
この時、1か所に植える苗の数は、1本でも10本でも問題ないそうですが、成長に必要な日光の量は増やすことができないため、分げつ(稲の枝分かれ)が進まず、最終的な収穫量は変わらないそうです
田植えで気を付けることは、「根っこをもって苗を切り離し、稲の本体を傷つけ枯れてしまわないようにすること」「稲を浅く植え過ぎて、田んぼに水を入れたときに抜けてしまわないようにすること」だそうです
田植えを進めていくうちに、みなさんだんだんとコツをつかみスムーズに進めています
田植え後の様子がこちらです。
一定の間隔できれいに植えられましたね
作業のあとは、予定よりも早く終わったこともあり、講師の先生から解説を聞きながら沢山池の里山を散策です
沢山池の里山の現在の様子と昔の様子の紹介がありました。
ようせいの小道は、人一人通れる程の狭い公道で、昔は田んぼが沢山池全体に広がっていたため、田んぼへ向かう主要通路でした。そして現在は植物が茂っている通路周辺は薪炭林として利用されはげ山が広がっていたそうです
現在の様子からはとても想像できませんね
現在整備中の場所として棚田とマダケ林も見学しました。
ほかにも昔から利用されてきた植物の紹介もありました
カラムシは、比較的どこでも生育できる植物で、茎の部分を裂いて織ることで、昔は庶民の布として利用されていたそうです。今ではカラムシ織りはほとんど生産されず貴重なものになっているそうです・・・。
自然のものを利用した遊びの紹介では、ミズキの葉の葉脈を残して千切る飾り切り、マサキの草笛を教えてもらいました
器用さが意外と試されます
今の時期は夜になるとゲンジボタルが見られるそうです。
特にホタルの光る時間帯は19:45~20:15と短い時間帯だそうですが、夜に見に来てみるのも良いかもしれませんね
今回は田植えに沢山池の里山の散策と盛りだくさんでしたね
みなさんお疲れ様でした