平成27年度 収穫祭


日時:平成27年11月22日(日)10:00~  収穫祭

 ついにこの日がきましたsign01そう、収穫祭ですhappy01田んぼづくり講習会と里山林手入れ講習会の成果を堪能する日です。田んぼづくり講習会で作ったお米ともち米を、里山林手入れ講習会で伐りだした薪を材料に炊きます。楽しみですねぇnotes
まずは準備の様子を見てみましょう。
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 会場設営、火起こし、展示などそれぞれの準備を進めます。会場準備は里山活動推進協議会をはじめ、今年の田んぼづくり講習会と里山林手入れ講習会の参加者、それにOB会の方々が有志として手伝ってくれましたhappy01
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 右上の写真は何だかわかりますかsign02これはもちつきで使う杵(きね)をやすりで削っているところです。杵は木製なのでもちをつく部分をやすりで削らないともちに大量の木片が混じるんですねcoldsweats01万が一、木片を食べてしまっても深刻な事態にはなりにくいですが、念には念を入れないといけませんよね。
 おや、火を起こしているチームに何かあったようですねearん?薪??薪が足りないかも…?というわけで、急遽里山林手入れチームを編成して、山に薪を採りにいくことになりました。
H27収穫祭⑨.jpg 山に入っていく人達。種田山頭火の俳句に「分け入つても 分け入つても 青い山」なんてのがありましたが、意味はともかく、様子としてはそれですcherryblossom
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 落ちている枝や幹、あるいは生えている中で手入れが必要な枝などを伐り出します。
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 伐り出した薪を会場まで運びます。舗装されている道路はないので、川を渡り、土の上を2人がかりで運ぶのですが、これ中々重労働なんですbearing
 さて、みなさんの協力のおかげで準備が整いましたsign03収穫祭もそろそろ始まる時間です。
H27収穫祭⑰.jpg 副市長のあいさつから収穫祭がスタートしましたhappy01shine
 参加者は約100人ほどです。土地所有者の方、現役・OB講習会の方、長坂の地元町内会の方などなど、様々な人が集まってくれました。会場内、といっても外ですが、の様子をいくつか紹介します。
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 鍋の中身はけんちん汁です。これが大好評で開始1時間もしないうちになくなってしまいました。右上は沢山池周辺で遊ぶ子供たちです。会場のすぐ横ですね。左下は農家の方からいただいた差し入れですappleみかんとさつまいもはどうなるか想像できますが、さて卵は何に使うでしょう?これはまた後ほどwink右下は講習会OBの方です。いい笑顔見せてくれましたhappy01note
 そろそろメインイベントであるもちつきが始まるようです。最近では、もちつきは何か特別なイベントにでも行かないと見れないし、つけなくなりましたね。袋に入って切り分けられたもちが今の子どもたちにとっては「普通のおもち」になってしまっているかもしれません。
H27収穫祭23.jpg もちは、つく前にまずこねます。このこねるという作業をしっかりやらないともちつきに支障が出ます。もちはもち米から出来ていますので、最初はいわゆる「ごはん状態」です。よくこねることで一粒一粒をしっかりつぶし、密着度を高めます。こうしないと、もちをついてる際に米粒が飛び散ってしまいます。完成した時のおもちの量が減りますし、もち特有の粘りも弱くなってしまうのです。
 では、もちつきダイジェスト写真集いきますよsign01
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 たくさんの人がもちつきをしましたhappy02子どもたちにとってもよい体験だったのではないでしょうか。ついたもちはあんこやきなこ、しょうゆと海苔など王道でいただきますdeliciousおろし醤油もあったのですが、ここにゆず果汁を少し入れたもちが絶品でしたshineやや辛い食感が口の中に広がったあと、鼻を抜けるゆずの香りが何とも言えませんlovely
H27収穫祭35.jpg さてさて、田んぼづくり講習会ではもち米だけではなく、通常のお米も作りました。ごはんもありますriceball炊けたようなので見てみましょう。
H27収穫祭37.jpg 買ってきたお米とは違って見えるのは、おそらく、自分たちで作ったお米だからでしょうsmile米粒が起つとまさにこのことsign01と大袈裟ですが、実際の会場で見ると、家で炊くごはんとはまた米粒の1つ1つが違うようです。
H27収穫祭38.jpg おいしそうlovelyいや、ちょっと待ってくださいpaper確かアレがあんなところに…。
 そうです、卵ですflair農家の方から差し入れてもらった卵をごはんにかけて、たまごかけごはんとしていただきましょうsign03
H27収穫祭39.jpg …おいしいdeliciousnotesこれは、なんともいやはやlovely新鮮卵と炊きたてごはんの組み合わせってなんでこんなに合うのでしょう。
 宴もたけなわですが、そろそろ終わりの時間が近づいてきました。収穫祭は大好評で終了しましたhappy01

 さて、田んぼづくり講習会、里山林手入れ講習会と年間通して行っていますが、みんなで取れた収穫物を食べよう!という会ではありませんcoldsweats01里山的環境の再生とその環境を活用しようというのが目的です。収穫物をみんなで食べるのは、そうした里山的環境の再生・活用の一環というわけです。里山とは、人と自然が共生する環境のことです。人は自然からの恩恵を受け、また山や林の手入れを行うことで荒廃を防ぎ、多様な生物たちの住み処を確保します。収穫祭は自然からいただく恩恵です。相互に恩恵をもたらし、いただいた分はお返しするということが自然と付き合う上では大切です。そして、もっとも重要なことは、こうした活動を絶やさず、未来につなげて続けていくことです。
 自然環境が減ってきている現代で、こうした里山的環境の再生と活用が少しでも自然環境にとっていい影響を与えられるよう、これからも続けていきますconfident


cloverおまけclover
 終わったあとはもちろん片づけ。ゴミを分別し、火を消し、会場撤去。特に、火の始末をきちんとしないと山火事になりかねませんcoldsweats02
 

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H27収穫祭42.jpg それではみなさん、お疲れ様でしたgood