平成27年度 田んぼづくり講習会(第5回)
2015年10月4日(日)9:00~ 第5回 稲刈り
田んぼづくり講習会も残すところ今日を含めてあと2回となりました。
今日は稲刈りです







![]()
こうやってしばります、と説明中。
|
では、稲を刈っていきましょう

![]() |
![]() |
![]() |
![]() |



![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
はざ掛け完成
あ、まだ完成ではありませんね。今年からスズメが稲を食べてしまう被害が出ています。これにも網をかけなければなりません。
![]() |
![]() |
今度こそ完成
スズメも必死なので網をかいくぐって侵入してきたりするそうですが、スズメは空中でその場にとどまる事ができないそうです。なので、空中で静止して稲を食べるということはないようです。スズメに限らずですが、確かに空中で静止している鳥や虫を見かけることってありませんね。世界には空中静止できる生きものもいるようですが、沢山池にはいないようです
はざ掛けですが、乾燥させることと、稲穂を下に向けることで根からの栄養分が下にいき、その栄養分が籾に到達することでよりおいしいお米になるんだそうです現在は乾燥機などを使って室内で行う農家さんが多いようですね。この講習会では収穫量にはこだわっていませんので鳥に食べられてもそこまで問題はありませんが、農家さんにとって鳥害や虫害は死活問題ですので、さもありなん、ですね。
この状態で約1週間干し、来週には脱穀します。今日の作業はここまでです。みなさまお疲れ様でした
さて、今回の生きものは、ついに姿を現しました『マムシ』です。
マムシは身近にいる毒蛇として有名ですね。噛まれると命にかかわる事態になることもある危険なヘビです。
さて、そんなマムシですが、近年では数が減ってきており、地域によっては絶滅危惧種、準絶滅危惧種に指定されています。神奈川県では、県立生命の星・地球博物館が2006年に調査した結果に基づき、減少している種で要注意種になっています。マムシは良好な自然環境に生息する生きものなので、その良好な自然環境が減るとマムシの数も減ります。つまり、マムシがいるということは、恵まれた自然環境がある、という証拠になるということです。
ところで、マムシは攻撃的なヘビではありませんので、自ら人間に近付くことはありません。今回は茂みから突然出てきましたが、何があったのでしょう?
講師「マムシは目がよくないんですね。なので近くに人間が近づいてきても見えないんです。噛んでくる場合というのは、目が悪いがゆえにびっくりして自己を防衛しているのでしょう。今回はさっきまであった稲がなくなってしまったのに気付かず、いつものように田んぼに降りてきたのかもしれません。」
なるほど、田んぼには蛙などの餌となる生きものがいますからね。触った感触ですが、背中側はザラザラ、お腹側はツルツルしていました。