平成27年度 里山林手入れ講習会(第3回)


平成27年10月3日(土)9:00~ 第3回 枝打ち・間伐  

 今日は里山林の手入れです。この講習会は基礎から始まり、回を追うごとに段々作業が大きくなり、形として残っていくものなので、継続は力なり、ですconfident
今日の作業は「枝打ち」と「間伐」です。どういう作業なのでしょう?
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まずは今日の作業の説明から
 

 「枝打ち」とは、枝を付け根の部分から切り取ってしまう作業のことです。
 「間伐」とは、混みすぎた森林の密度を適正にし、地面まで日の光が届くようにすることで、地面付近の植物生育や低木、中木の育成に害を与えないようにするものです。
 どちらも木の成長と森林帯の成長には欠かせないものです。枝打ちで木自体の成長を促し、幹を太くするよう余計な枝を切ります。間伐によって余計な木を木を切ることで、森林全体に栄養などがいきわたるようにしますclover枝打ちと間伐は同時に行うことで効果が増す作業ですねhappy01
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 こんなうっそうとした所の手入れをするわけです。
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 大きな木を伐る場合、まずは三角形の切れ込みをのこぎりなどで入れます。そして、倒れる方向をコントロールするためにロープを巻き、倒木の方向を誘導します。周りにいる人達は樹木の高さの1.5倍以上離れます。倒れてきた木の下敷きになってしまうと命に関わりますcoldsweats02作業は常に安全第一です。
 さて、伐った木は次回作る予定のカントリーヘッジの材料にするのでとっておきます。このままでは大きすぎて運べないし、使うのにも不便です。この場で適度な大きさに切ってしまいます。
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  里山はもともと人間生活と共にあった場です。木を伐り、木を材料として加工し、生活用品として利用されていました。伐る時期によって木の価値が上下するので、春夏秋冬のどの時期に伐るかを考えながら、そして伐った後は植林をして、何十年という期間で木と共存してきたのですねcatface四季を感じながら自然と共存する、現代では感じる事が少なくなったと思いますmaple

H27里山林③-10.jpg 道具の手入れをして今日の午前の作業は終了です。午後は、第2回にも行ったコナラ・クヌギの植樹です。
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今日は6本の植樹をしましたxmas全部が大きな木となり、成長してくれることを願うばかりですconfident