平成27年度 田んぼづくり講習会(第3回)
2015年7月12日(日)9:00~ 第3回 下草刈り
大雨の影響で一週間延期!6日(日)にやる予定だった作業の下草刈りを本日やります。下草刈りは稲に多くの栄養がいくように行う大変重要な作業です。
『下草刈り』という作業名ですが、その作業は『刈り』ではなく…さて実際に見てみましょう
説明している様子。こういうのが雑草です、と話しているところです。
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一見すると雑草は生えていないように見えます。田んぼは水管理が重要で、水をきちんと管理すると水田に雑草は生えにくいんだとか。なので、今年は水管理がよかったようで、あまり田んぼに雑草はありません。ですが、全くないわけではありませんので、雑草の処理に取り掛かります。
こうやって『踏んで』雑草を田んぼの中に押し込んでください。と講師が説明。
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んん『踏む』『刈る』とか『抜く』なら何となく「下草刈り」っぽいですが、踏むんですか?
そうなんです水の管理がしっかりされている時は雑草を刈ったり抜いたりせずに足で踏みこんで田んぼの中に埋めてしまのです。こうすれば日の光も当たらず、枯れてしまうそうです腰をかがめて刈ったりするより負担も少なく、とても効率的な作業方法ですね。実際に受講生もやってみます。
(赤い丸で囲んだ部分が雑草です)
ググ~ッと奥まで踏み込みますおいしいお米のためには欠かせない作業です。さあ、みんなでやりましょう
刈る前の鎌の研ぎ方を説明しています。
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こうやって刈ってね、と説明。
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普段、鎌なんて使うことはないでしょう。鎌はよく切れるのでケガしないように注意です
無事、作業終了です刈った草がそのままなので写真ではよくわかりませんが、何日かすれば刈ったところとそうでないところの差が出てきます。畦の草刈りも行わないと田んぼの水や栄養を吸い取ってしまうんだそうです。機械を使わずに稲作をしていた時代は本当に大変だったと思います
最後に、使った道具の手入れをして終了です。
みなさんお疲れ様でした次回も下草刈りの予定です。下草刈りは何度も行いますよ!
今回の生き物はアメンボです。
田んぼでよく目にしますね。沢山池の田んぼにも田植えをしてから数がかなり増えました。
このアメンボですが、どこから来てるかご存知ですか?私も不思議だったので、講師の方にきいてみました。
私 「アメンボって不思議と田んぼが出来てから数が増えますけど、どうやってたどり着くんですか?」
講師 「アメンボは羽根があるので飛べます。飛んでくるんですよ。」
私 「え!?アメンボが飛ぶ?知りませんでした。」
講師 「アメンボは結構空中にいますよ。きらりと光るものを地上に見つけると降りてきます。水面を探しているんですね。」
私 「へ~、アメンボってそういう生きものなんですね。」
講師 「飛べないアメンボもいますよ。空中からきらりと光ったものが車のボンネットでそのままボンネットに降りるやつもいます。」
私 「水かどうかは判断できないんですね。」
アメンボの生態のお勉強になりました