平成25年度 里山林手入れ講習会 開催(第5回)


第5回 カントリーヘッジづくり 12月14日(土)

現場にあるものを使ってカントリーヘッジ(自然素材の垣根)を作る。
 ・垣根に昆虫が棲み付くなど、生物の暮らす場所を提供する。
 ・伐採による樹木の有効活用ができ、景観も良くなる。
 
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カケヤで杭を打ち込む 完成したカントリーヘッジ

1 作業内容
 ・除伐で切り倒した樹木を利用。
 ・樹木を長さ約1mに切りそろえ、先をナタで鉛筆のように尖らせて杭を作る。
 ・杭を壁の支柱として、カケヤで土に打ち込む(約50㎝)。
 ・杭の間に大きめの木を組み、竹、小枝、大枝の順に乗せて垣根を作る。
 
2 作業のポイントなど
 ・カケヤを打ち込むコツは、カケヤの重さを利用すること。
 ・杭にする木はなるべく真直ぐな物が良く、伐採後解体する時に気を付ける。
 ・木を切る時や、杭の先をナタで削るときは、節を避ける(作業が難行する)。
 
3 参加者の感想
 ・見た目が美しく、昆虫のすみかにもなり、とても気持ちが良い。
 ・片隅に積まれていた材を綺麗に積み上げると作業をした実感がある。
 ・適度な人数(7~10人)で作業をすると1日の作業成果が見え、楽しく良いものだ。
 ・作業によって里山が手入れされていくことに講習の意義を感じる。
 ・参加者同士の連携、コミュニケーションが良くなっていることを実感。
 ・杭を作る時に、ナタ・オノを使うため、不安定な態勢だと怪我をする危険がある。
 ・杭の打ち込み作業で、支える場合は手で無理せず、枝などを利用し、安全対策をする。