令和5年度「さと☆ぼら講習会」第4回
第4回里山ボランティア(略してさと☆ぼら)講習会を7月15日に実施しました
さと☆ぼら講習会では、
沢山池周辺の里山環境の再生と維持に携わるボランティアとして活躍してもらうため
田んぼや樹林地の整備・維持にかかわる作業を体験し、学んでいきます
第4回は「田んぼの草取り」と「畔の草刈り」です
田んぼの作業といえば田植えと稲刈り…と思いがちですが、
植えた後にほったらかしで稲刈りができる状態にはなりません
減った水を何とか確保したり、畔に生えてきた雑草を刈ったり、
水に流されたり動物に倒された苗を直したり、田んぼ内の草を抜いたり
稲刈りまでの夏の間には、たくさんのやることがあります
しかし田んぼや畔で作業していると、たくさんの生き物と触れ合えます
トンボやバッタなど虫を見つけたり、田んぼに生える植物に詳しくなります
そんな中、その日に物議をかもしたひとつの草がありました
長坂緑地では田んぼに上の写真のようなオモダカという植物がよく生えています
このオモダカ自体もここではそこそこ貴重なのですが、その中の一つが、
オモダカに似た「アギナシ」という神奈川で希少な植物なのでは?と議論になりました
草取りや草刈りの間、果たしてどっちなのかということで大いに盛り上がりました
真相は後日博物館の先生の見解を聞くということになりましたが、
結果がどちらでも、こうして議論をすることで学びになることが大事ですね
この日は草刈りや草取り、草集めに鎌研ぎと盛りだくさんの作業でしたが、
作業しながらも勉強になる一日でしたね
講習生の皆さん、暑い中お疲れ様でした